ナンパ男との恋~最終章~
「あのっ、春樹くん
ちょっといい・・・?」


「広樹くん、少し話できる?」



緊張した様子の
同級生らしき女子が
集まっているのは気のせいだろうか・・・


けれど・・・・・



「俺達、もう帰るから
ごめんねー」


「そゆことで、ごめんね」


勇気を振り絞り
緊張で強張っている女の子達との
関わりすらシャットアウトし



告白ですら聞こうとしない2人が、ここにいる。



「あの、これ・・・っ」


告白どころか、


そう言いながら
手渡されるプレゼントらしき物すら



「荷物多すぎて持てないんだよ。
ごめんね」



受け取ろうとしない。







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