ナンパ男との恋~最終章~
「こんばんわー」

そんなエロジジイに
笑顔を振りまく春さんは
ほんとバカなんじゃないかと思ってしまうほど
イラついてくる。


マンションを出てすぐある自販機に着くと


「春ちゃん、あのおじさん
気持ち悪くないの?」


春樹も俺と同じ事を思っていたらしく
心配そうに春さんに聞いている。


「ん?何で?気持ち悪い?」


疑問そうな表情を浮かべ
そう答えてる春さんは・・・


ダメだ。何も気づいてない。


というか・・・・


これじゃ・・・

輝ちゃんが
あんな過保護になんのも分かる気がする。


たぶん、昔から
こんな調子なんだろう。


2人揃って大きくため息が出てしまった。



「何あんた達、合わしたように
ため息ついて
変な子達ー」


こっちの心配をよそに
平和そうに笑っている春さんは

ほんと・・・・

呑気というか・・・・
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