ナンパ男との恋~最終章~
そんな日々が、数ヶ月続いた頃・・

今夜も孤独な夜が始まり
一人、テレビを観ている自分。


ピンポーン

インターホンの音が
家中に響き渡り
時計を見ると

時間は夜8時過ぎ。


出ようか・・・出まいか・・


悩んでる時に
再び

ピンポーン



忍び足で
玄関の方へ歩くけれど・・・

なかなか扉を開ける事ができない。


そして、再び

ピンポーン


意を決して

扉越しに


「どちらさまですか?」


そう問いかけると


「隣の部屋の者なんですけど・・」


隣・・・?

な、何だ・・・・


一安心しながら
鍵を開けると

そこには

黒い短髪が似合っている
白い肌にまだ幼さの残るような
可愛い男性が立っている。


こんな人が隣にいたっけ・・・


え?あれ・・・?






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