ナンパ男との恋~最終章~
「うるせぇんだよ、ガキども。
そもそも春菜が俺と別れたいなんて言うはずねぇだろうが。
なぁ、春菜?」



ほんと・・・・

この自信は一体どこから出てるんだろう・・・。



「・・・さぁ、どうだろ」



なんて言ってみたりして・・・



「へぇ・・・?」


ヤバイ、怒ってる・・・


「なんて、そんなわけないじゃん」


慌てて誤魔化すけれど・・・


「別れたいって言う可能性が
少なからずあるって事か?
じゃあ・・・・
家に閉じ込めとくか」


顔が・・・本気だ。

非常にヤバイ。本気でやばい。


「輝ちゃん、大人気ないって。
春さん可哀相じゃん」


「そうだよ、春ちゃんが
輝ちゃんと別れるとか思うわけないじゃん」


「男できたら分かんねぇだろ?」


「そもそも出会いがないから無理じゃん。
俺達の友達すら会わせたらダメなんでしょ?」


「当たり前だろうが。
ガキほど直球でくるからな」


広樹達の友達?
たしかに、家に連れてこないけど・・・


< 208 / 233 >

この作品をシェア

pagetop