ナンパ男との恋~最終章~
「何か、いい女いねぇなー
広樹、コンビニ寄るから
飲み物買ってきて」


駅近くのコンビニに車を停め
広樹にそう言っている輝樹に


「あ、私買ってくるよ。
トイレ行きたいし・・・・」


「んじゃ、俺ブラック。
広樹と春樹は?」


「俺、炭酸」


「俺カフェオレ」


車から降りコンビニの中へと1人で入ったわけだけど・・・・


飲み物を買い店を出ると
ドアの横で2人の男性が立ち話をしている。
その横を通り過ぎようとした所で

「こんばんわー」


私に挨拶してるのか・・・?


1人の男性が笑顔でそんな言葉をかけるから
無視するのもどうかと


「こんばんわ・・・」


そう静かに言い
通り過ぎようとする私に


「お姉さん一人?」


これは・・・やはり、無視するべきだ。


無視し、輝樹達の待つ車の方へ歩き始めるけれど


「ね、ね。番号教えて?」


私の横に並ぶようについてきている。



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