ナンパ男との恋~最終章~
「っていうか、輝樹とまだ続いてんの?」


「はい・・・」


「まったく、輝樹も物好きよね。
もっと美人な子なんていくらでもいるのに
どこがいいんだか・・・」


私の姿を上から下まで見ながら
大きくため息をつかれてしまっている。


「でー?ケンカしたの?」


「ケンカっていうか・・・」


なぜか雰囲気にのまれ
経緯を話してしまっている私・・・


そして・・・・


「あー、それ
ヤラれちゃってるね。うん。
女が上になりゃ
酔いつぶれてる男ヤルのなんて簡単なのよ?」



「・・・そんな」



「なんてね。冗談よ冗談。
たぶんヤッてないよ」



煙草を口に咥え
大きく煙を吐きながら
そう言うと
唖然とする私に


「輝樹ってね、酔っ払うと
バカになんのよ。
ほんと、バカになんの」


呆れたように
バカを連発している。



「酔っ払うとね、毒舌マックスになんのよ。
で、絶対自分の好きなタイプじゃない女には手出さないしね。
まぁ・・・昔の事だから、今はどうか分かんないけど
あいつの場合今も同じでしょ。」



毒舌マックス・・・?


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