ナンパ男との恋~最終章~
「あぁ、健二。
春菜も連れて行くから
店着いたら
俺から離れた場所で
一緒にいてやって」



「え・・・っ!?」



「春菜ちゃんも連れて行くんスか?」



「あぁ。何か俺
信用されてねぇみてぇだから
いい機会だし
観察でもさしとけ」



「構わないスけど・・・」



「ほら、さっさと
準備しろ」


輝樹の隣で唖然としている私に
いつものように
平然と言っている輝樹は


一体・・・何を考えてるのか

やはり、私には

さっぱり分からない。



けれど、言われるがままに
準備をし

車に乗り込み

店へ到着し


「春菜ちゃん、何飲む?」


健二くんの隣に座っている私は


やはり、自分自身が分からない。


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