ナンパ男との恋~最終章~
そして、私達から少し離れた所へ座り
知り合いらしき男性と
楽しそうにお酒を飲み話している輝樹を見つつ・・・


周りを見渡すと


「健二くん、女の子も
結構いるよね・・?」


「こればかりは
誰が来るか分かんないからね」



あぁ・・・そっか。


そういえば・・・


昔から・・・この飲み会って

友達伝いとかで広まっていくから

知り合いじゃない人も結構来るって言ってたっけ・・・


っていうか・・・


それなら・・・



「女の子が来ない事とかあるの?」


「んー・・・・
今まで、女が来なかった事は
ないかなぁ。
誰かが女友達呼んだりしてるからね」


やっぱり・・・・

輝樹の方を見ると
さっきまでいなかった女の人が
隣に座ってるし・・・


私の視線に気づいたのか
輝樹と、ふと目が合うと

「健二、ちょっと来い」


私ではなく、健二くんを呼んだ。

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