ナンパ男との恋~最終章~
「あー・・その・・・
ちょっと用事できたから
帰るわ。」


「あ、うん・・・?」


「心配しなくても
俺が責任持って
連れて帰ってくるから」


「え・・・?な、どういう・・?」


「じゃあね」


「え、ちょっ去川さんっ!?」


責任持って
連れて帰って来る・・・?


それって・・・

もしかして・・・・


急いで携帯を手に
輝樹に電話をかけると

RRRR,RRR


呼び出し音は鳴るのに
出ない・・・


夜、出かける時は


電源は切らない。
電話に出る事。


その2つを条件としている。


けれど・・・・

何回電話しても
出ない・・・。


出ない。


胸がザワザワして
不安が押し寄せてくる。
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