ナンパ男との恋~最終章~
その日、仕事帰りの去川さんが

春樹と、広樹に
お土産と
オモチャを持ってきてくれた時


「あ・・・輝樹なら
今夜飲み会があるとかで
いないけど・・・」


「いいよいいよ。
ハルとヒロに
これ持ってきただけだから」


そんな去川さんの声に気づいたのか


「「おっちゃーんっ!!」」


春樹と、広樹が走ってきた。


「おー、ほら
やるよ」


そう言いながら
子供達にお土産を渡してる最中に、

去川さんの携帯が鳴り、


「はい・・・あーうん。
今?今は・・・
輝樹ん家に・・
来たとこなんだけど・・」


私の顔を気まずそうに
チラチラ見ながら
電話で話す去川さん。


「え!?ウソ・・・
マジで・・・?
で?どこ行ったわけ?
はぁ!?
んなのタクシーでも拾えばいいじゃん!
あーもう、いい。
俺がそっち行くし。」



あの温厚な去川さんが
怒ってる・・・?


気になるけど・・・・

聞きづらい雰囲気だし・・・







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