ナンパ男との恋~最終章~
「健二から家聞いて・・・
急に来ちゃってすいません」


「いや、別に来る事に
問題は全然ねぇんだけどさ?
お前が来るって
ろくな事ねぇんだもんよ?」


そんな輝樹の言葉に
苦笑いを浮かべている。


「で?何だよ?」


「すいませんっ!ぶっちゃけて言います!
明日、俺の代わりに
店出てもらえませんか!?」


急に大声になり
そう輝樹に頭を下げているホストのような人。


広樹も春樹も
目を丸くして見ている。


「やだ」



・・・・さすが輝樹。


一言で済ませた。


ホストのような人は

そんな姿に唖然とした様子で

言葉が出てこないようだ・・・。


「え、あの・・・・」


「俺が、んな面倒くせぇ事するわけねぇじゃん?
くっだらねぇ・・・」


「お願いしますっ!!
俺、明日・・・・
彼女の親ん所に挨拶に行くんスよ・・
でも、明日休んだら
土曜日って事もあって・・・
罰金払う余裕もないし・・・」



「で?俺が代わりに出れば
罰金なくてラッキーって?
バッカじゃねぇの?」



輝樹ってば何て事を・・・
< 45 / 233 >

この作品をシェア

pagetop