ナンパ男との恋~最終章~
「本物!?
夢みたい・・・・
か、顔触ってもいいですか?」


うぜぇ・・・・・・


けど・・・、


「いいスよ」


「すごい・・肌きれい・・・」


「ははは、女なら良かったんスけどね」


「あ、あ、あの・・・これ
プレゼント・・・・
良かったら・・・」



丁寧にブランド物の袋に入れられたプレゼントを渡され


「もらっていいんですか!?
マジで?ありがとうございます」


「喜んでもらってうれしいです」


「輝樹さん、そろそろ・・・」


「大事に使わせてもらうよ。
ありがと。また後で来るから」


「はい、待ってます!」


女に媚びるなんて日が来るなんて
自分でも驚きだが・・・・



「マサト、これやるよ」


「え?でも・・・
ブランドものですよ?」


「興味ねぇし。
いらなきゃ捨てろ」


「いえ、いただきます」


その日もらった
大量のプレゼントは

すべて、店のホスト連中にやった。


不思議そうに


「本当にいいんですか?」


と聞くが、

こんな物、春菜の不安を煽るだけだ。
< 54 / 233 >

この作品をシェア

pagetop