ナンパ男との恋~最終章~
「輝樹・・・ありがとう」


その言葉しか出てこなかった。


ううん、出せなかった。



そんな私の言葉を


「あぁ。意味わかんねぇけどな」


そう言いながら私の頭を撫で
笑いかけてくれる輝樹は


言葉と行動が
本当・・・真逆だらけで

ぶっきらぼうな言葉足らずの数々に

ふとした優しさの行動


そのギャップに相変わらず

どんどん、どんどん

引き込まれ続けて

やっぱり

輝樹という人間を知れば知るほど

好きになっていくんだ。
< 65 / 233 >

この作品をシェア

pagetop