どんなことも二人で乗り越えて
ダメだ見なきゃ良かった。こちらも表情はさっきとはだいぶ変わり、とてもじゃないが好きな女子に向ける形相ではなくなっていた
「ん…だと…!?てめえもういっぺん言ってみろや!!」
あ、キレた…つかこの元凶って俺なんじゃ…!?
そんなことを考えている間に篠山がもうヤケになったのか暴言を連発しだした
「だから、最低な奴って言ったの!!大体…私はね!喫煙者と付き合う趣味なんてないの!!何?煙草なんて吸っちゃって自惚れてるんじゃないの!?ちょっとは頭冷やしなさいよ!!」
うわあお、そこまで申されますかお嬢様。じゃなくて!!西崎相当頭に血が上ってるよ!?これマジでヤバいんじゃ…
俺の悪夢の予想は大的中
「てめえ…!マジでぶっ倒す!!」

西崎が力強く拳を作った時、俺はいても立ってもいられず篠山の前に両手両足を広げ盾になるように立った
「んだよおめえ…どけや!」
そうと言われてどきますか!…内心ちびりそうなくらい怖いけど
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