ヴァージン=ロード
「こんにちは、ののです」
「りのだよ。よろしく」
恥ずかしそうに名乗るののちゃんに、すまし顔のリノ君。
二人ともとっても可愛いくて、抱きしめたくなってしまう衝動を抑えなくてはならない私は、実は相当の子供好きである。ともすれば、その柔らかそうなほっぺたをすりすりしたくなってしまう。
「神坂さん、すみませんが子供達が遊べる部屋があると伺っているんですが」
私がうずうずしているのに気付いているのかいないのか、リキが神坂さんに訊ねた。
「はい、こちらです。先に案内しますね。むー君、ここは……」
「こちらは僕に任せてください」
宗広さんが応えると、神坂さんはリキ達を連れて奥へと向かった。
「白木さんの叔母様、お若いのね」
夢乃が感心したように呟くと、宗広さんが苦笑する。
「あれで、55歳なんですよ」
「え!?」
「嘘でしょ!」
「あれで!?」
異口同音に、私達が叫ぶ。それに驚いたアリスちゃんが泣き出してしまい、カノンさんが慌ててあやす。
「僕が言ったって、内緒ですからね」
「いまだに信じられないわ。それは恐れ多くて叔母さんなんて呼べないわね……」
夢乃が言うけど、本当にその通りだと思った。アリスちゃんをあやしながら、カノンさんが気がかりそうに尋ねた。