俺のこと、好きになってみよ?
あのスーパーで九條さんとそのいとこさんと会ってから一週間が経ち。
相変わらず九條さんは店に来るのはやめなくて。
今日は週末の土曜日のバイトの日。
週末は朝から入ってるけど、さすがに朝からお客さんは来ないもので。
ただ、来る人と言えば。
「彩葉ちゃん、来ちゃったー!」
カランコロンカランコロンとドアが開く音がして、また九條さんがやって来た。
「…言わなくてもわかります」
「あ、だよねーあははっ」
「今日は何の用でしょう」
「やだなぁ、彩葉ちゃんを見にきたに決まってるじゃーん」
…この人、ほんとブレないなぁ。
結構冷たくしてるつもりなのに。
「俺の癒しはねぇ、彩葉ちゃん見ることだから!」
エッヘン。と堂々胸張って言ってるけどこの人頭大丈夫かな。
大丈夫じゃないよね、末期かな。