俺のこと、好きになってみよ?
「へー…あなたが彩葉さんでしたか」
九條さんの説明を聞いて、いとこさんは私をジッと見た。
…なんか、九條さんとこの子似てるなぁ。
この、時々私を凝視するとこと言うか。
「…あ、じゃあ…私行くんで」
「あ、彩葉ちゃん!またお店お邪魔するからねぇ〜」
だんだん気まずくなってきた私は、カゴを持ってスタコラとレジへ。
後ろから九條さんが色々言ってたけどとりあえず無視して。
「ねぇ昴にぃちゃん」
「ん?」
「可愛い人だねぇ、彩葉さん」
「…おま、彩葉ちゃんだけはやめろよ」
「やだなーわかってるよっ」
ー 私がいなくなった後でふたりがそんな話をしていたことは
わかるはずもなかった。