シェリー ~イケない恋だと、わかっていても~
「彩月のパンティー覗くとか、サイッテー!!」
「ちょっと待てって!!覗いてない!!見えたんだよ、な?とも!!」
「お、おぅ……。勢いよく彩月ちゃんが抱き付いた時、こう、チラッと……」
「じゃぁ、その時に言えばいいでしょ!?それを黙ってずっと2人で見てたなんて、ありえない!!」


梨江子は、立ち上がり腰に手をあて、ご立腹だ。


匠哉さんと、ともさんは正座させられている……。


あー、ほんと恥ずかし……。でも変な色のじゃなくて、良かった……。


それだけでも、よしと思わなくちゃっ……。だって変な柄のだったりしたら、印象に残っちゃうかもしれないもんっ。


「彩月も黙ってないで、怒ったっていいのよ!?なんなら、ビンタしたって!!」
「へっ!?いやいや、怒るもなにも見えてしまったのは仕方ないというか、なんというか……」


怒ったところで、過去に戻れるわけでもないし…。


過去……。自分でそう思って、過去という言葉に引っかかった。


「彩月?どうしたの……?って、泣いてるじゃない!!ほら、たくたちがサイテーなことするから!!」
「ち、違うの!!ご、ごめんねっ……。ただ、ちょっとでも過去に戻れたら……と、思ったの」
「さっちゃん、ごめんっ。ホントに、ごめん!!」
「俺も、ごめん!!」


匠哉さんと、ともさんはわたしの言い方が悪かったのか、自分たちが原因だと思ったらしい。


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