Polaris
でもそんな輝のことを過去のこととして、受け止められる日が来るの?


もし、隼人と一緒に居られたら?


「翔、、、。あたし、隼人の傍に居て良いのかな?」


わからない、、、。


隼人の傍に居たら、あたしが隼人を傷つける日がくるかもしれない。


その時、隼人はあたしことを邪魔だと思わない?


一緒に居たことを後悔しない?


「それは、未来が決めることじゃない。あいつが決めることだ」


翔はそう言うと、車を降り、助手席のドアを開けた。


そして、あたしの手を引き、Polaris(ポラリス)の中に入った。


店内はガヤガヤと、賑わっている。


今日はミルクちゃんの、初出勤の日。


この様子だと、上手くいったんだ。

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