Polaris
~ 未来 ~


オーナー室を出て、スタッフルームで着替えを済ませ、煙草を吸う。


頭痛は少し治まってきた。


でも、体がだるい。


1人でボーっとしていると部屋のドアが開く。


ノックもなしで、ここに入ってくるような人は、、、。


振り向くと想像した通り、隼人が居る。


「ノックくらいしたら」

「別に裸じゃねぇんだからいいだろ」

「裸だったらどうすんのよ」

「そしたら、ここで犯してやるよ」


真顔で言う隼人に呆れる。


「帰るぞ」


一緒に帰るのが当たり前のような口ぶりで言い、部屋を出て行った。


もう送りの車は出てしまったし、歩いて帰るよりは、、、。


そう思い、隼人の後を追った。

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