聖なる夜に、甘いキスを。
「俺にしとけ」
「…ッ…」
「こんなタイミングで告白するなんて卑怯だと思うけど、これ以上莉果ちゃんの苦しむ姿なんて見たくねぇよ…。俺の胸も痛ぇよ…」
「…祐輔くん」
祐輔くんの手が目から外れたことで、首だけを動かして振り返った私は、揺れ動く瞳で祐輔くんを見つめた。
「莉果…。それに、祐輔まで…。こんなところで、なにやってんだ」
お互い肩をビクッと震わせて振り向くと、目の前に不機嫌な表情を浮かべた拓海が立っていた。