聖なる夜に、甘いキスを。

「拓海、だれ?」


「ちょっと、待ってろ」



甘ったるい声が耳に響いて頭痛がした。



普段見せない拓海の姿を目の当たりにして、怒りよりも虚しさが押し寄せてきた。



「俺は、二人してこんなところでなにやってるんだって言ってんだけど」


「拓海…」


「祐輔、この状況に言い訳はあるのか」


「ごめん、でも俺…」


「莉果、こっちに来い」

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