ウソつきより愛をこめて
「うまっ、なにこれ。今まで食べてきたオムライスの中で一番美味しく感じる!」
「そりゃどーもー」
手料理なんて、実家で食べる以外お目にかかったことがない。
寧々も私の隣で、一生懸命スプーンを使っていた。
時々口にうまく入れられなくてこぼすけど、手伝ってやろうとするとイヤイヤと首を振るから、自分でやりたいらしい。
素晴らしき自立心。
掃除は嫌いだけど、どんどん汚してくれって思ってしまう。
綺麗に全部平らげた私たちは、寧々と一緒にお風呂に入ったあとベッドに潜り込む。
手を繋いでいたら寧々はなんと三秒で寝入ってしまった。
そっと布団から抜け出した私は、キッチンにいる美月のもとへ向かっていく。
「ありがとう美月。いいよ。皿とかそのまま食洗機に突っ込むから」
「ちゃんと予洗いしないと、食洗機って意外と落ないから。…てかキッチン綺麗すぎてびっくりした。本当に家事全般ダメだったのね。今まで彼氏とかいて困らなかったの?」