可愛い彼にはご注意を!
「柚亜、婚約者が来たのか?」
「う、うん・・・///」
「そっか・・・。初めまして、俺の名前は柴崎修哉(シバサキシュウヤ)。
緒方蓮君だったか?」
「はい、よろしくお願いします。」
頭を下げるとお兄さんはニコッと笑って俺の頭を撫でた。
その行為にどんな意味が含まれているか知らないけど・・・。
「そんなに畏まらなくっていいって!
俺と同い年だろ?」
「えぇ、まぁ・・・。」
「なら、友達感覚でいこうぜ!
やっぱ、あの緒方の社長ともなればそういうのは嫌か?」
まるで、挑発する様に言うお兄さんに少しムッとした。
いや、こんなことでムッとする俺もどうかと思うけど・・・。
「なら、そうさせてもらうよ。」
「あぁ!よろしくな、蓮!!」
「よろしくね、修哉。」
お互いに名前で呼んで握手を交わしていると、先にリビングに行った柚亜が呼びに来た。
エプロン姿の柚亜が可愛い。