可愛い彼にはご注意を!




「君にもこれだけは守れるものを何か作ってほしい。」




稔さんに言われて俺は自分がこれだけは守れるものを探した。


そして、出てきた答えは・・・・・・。




「俺は、柚亜を一生幸せにします。
それだけは、守れます。」




キッパリ言うと稔さんは十分だよと言った。





「なら、堅苦しい話はここまでにしようか。
君たちの結婚は認めるよ。」




稔さんの言葉に俺は少しだけ笑った。


すると、それを見計らってか結衣さんが下りてきた。




「お話は終わったかしら?」

「ああ、今終わったところだよ。」

「そう、なら蓮君は上に行ってあげてくれないかしら?」




ニコッと笑って言う結衣さんに首を傾げながらも了承して、俺は二階に続く階段を上った。


完全に上りきって結衣さんに言われた部屋に入ると目の前には柚亜がいた。



しかも、目に涙をいっぱい溜めて・・・。


慌てて柚亜の側に近寄る。




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