可愛い彼にはご注意を!
自分の部屋まで一直線に行く。
そして、ドアを開けて中に入る。
「っ・・・!?」
俺の目に映ったのは白いウエディングドレスに身を包んだ柚亜だった。
綺麗なウエディングドレス・・・。
でも、俺はそのドレスなんかよりも真っ赤な顔をした柚亜に釘付けだった。
どうしよう、綺麗すぎて言葉が出てこない。
「あ、あの・・・・・・に、似合わないですよね?」
俺が中々言葉を出さないからか柚亜が慌てて言う。
「そうだね、似合わないかな・・・。」
「やっぱり・・・。」
俺は柚亜に近づいてそう言うと柚亜はシュンとした顔をした。
「違うよ。ドレスよりも柚亜の方が綺麗だから・・・ドレスが似合わないんだよ。」
「え?」
ドレスなんかよりも柚亜の方が断然、綺麗だった。
そのことを伝えると柚亜はキョトンとした顔をしていたけど、その反応が可愛くて俺は抱き寄せた。