[短]翼を、ください。ー切なく甘いイブの夜を君とー
だからこそ、こう思ってしまうんだ。
翼なんて、治らなきゃいいのに。
真っ白な雪みたいな羽なんて、
生えて来なければいいのに。
ジュンがずっと、飛ばなければいいのに。
そう考えてしまう私は卑怯で、わがままで自己中で、
汚い、汚い私なんだ。
ずっと彼を独占したい。
その屈託のない笑顔を、私だけに向けてほしいの。
「ねぇ、ナナ。」
「ん?」
「今日はクリスマスだけど、神様は何で、クリスマスを作ったんだと思う?」
「え?そりゃあ、子どもたちに笑顔を届けるためじゃない?」
私は突然の彼の質問に驚きながらも世間一般が言うような答えを出した。
翼なんて、治らなきゃいいのに。
真っ白な雪みたいな羽なんて、
生えて来なければいいのに。
ジュンがずっと、飛ばなければいいのに。
そう考えてしまう私は卑怯で、わがままで自己中で、
汚い、汚い私なんだ。
ずっと彼を独占したい。
その屈託のない笑顔を、私だけに向けてほしいの。
「ねぇ、ナナ。」
「ん?」
「今日はクリスマスだけど、神様は何で、クリスマスを作ったんだと思う?」
「え?そりゃあ、子どもたちに笑顔を届けるためじゃない?」
私は突然の彼の質問に驚きながらも世間一般が言うような答えを出した。