冷たい上司の秘密の誘惑
…それなのに、ここに来て、体調を崩してしまい、

出社する事すらできない状態だった。

…39.9度。


「…働き過ぎですね。…それに、私の余計な心配までして、

疲れがピーク何ですよ・・・ほら、起きないで、

ゆっくり寝ててください」


週明けの月曜日。

美穂に無理やり病院に連れてこられたオレは、

医者に怒られる始末。

『死にたいんですか?肺炎の一歩手前なんですよ?

仕事なんか、他の人に任せて、休養してください。

それが出来ないなら、即刻入院してもらいます』・・・と。



「美穂を一人にはできない」

ボソッと呟けば、美穂は、ニコッと微笑んだ。


「大丈夫ですよ?私を助けてくれる人は、たくさんいます」


「・・・仕事の事じゃないぞ?・・・アイツが」

そこで、美穂はオレに口に指をあてた。


「きっと大丈夫です。…最近は、ウェブデザイン部にも行ってませんし。

三浦さんと顔を合わせる事もありません」


「でも」「もう。大丈夫ですってば。もっと熱が上がりますよ?」

…オレは、寝転がったまま、固まった。


「行ってきます」

「・・・」

美穂が…オレにキスをしたから。
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