冷たい上司の秘密の誘惑
「あ!やっぱり」

「・・・なんだよ」


「私がいない間に、仕事してましたね?」

「・・・はい?・・・するわけないだろ?」

…如月に電話して以降は、ずっと寝ていた。

・・・時々入ってくる仕事状況は、メールで確認していたが。


「ダメです、ダメです!今日もお休みしてください。

今日の確認だけは、如月専務が見てくれるそうなので、

何も気にせず寝ててください、いいですね?」


お灸をすえられ、オレは渋々寝る事に。

最終日も、オレはベッドの中だった。


…午後。正確には、午後7時。

もう夜だ。…でもすっかり熱も下がり、

オレは会社に行く事にした。

最終チェックだけは、自分でしておきたかったから。
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