True〜新選組と消えた記憶〜
廉がそう言うと、2人は構えを解いて木刀を下ろし、一礼をした。
すると、近くで郁と廉を見ていた女性が立ち上がった。
そして、傍らに置いてあった手拭いを手に取って、2人に近付いた。
女「お疲れ様、2人共。」
郁「ありがとう、侠さん!!」
廉「すまないなぁ。あ、そうそう壬生狼の資料を持ってきてくれ。」
2人に手拭いを渡した"侠"と呼ばれた女性は、廉の言葉に目を見開いた。
しかし、次の瞬間には真剣な顔付きになっていた。
侠「廉………本当に、郁ちゃんにあの仕事を?」
廉「あぁ、3年ほど前に本人には言ってあるじゃないか。」