True〜新選組と消えた記憶〜
その後、土方はそれぞれの配置を決めると近藤の部屋を出た。
そして、組長に翌日の配置を知らせて回って、自室に戻っていった。
そうこうしている内に、外が薄暗くなってきた。
総司の部屋では、薫と総司と猫が少し早めの夕餉を食べていた。
総「薫ちゃん、明日は1人で良い子で部屋にいてね。」
薫「え………総司、明日居ないの?」
突然の総司の言葉に、薫は少し不安になった。
総司の部屋に慣れたとは言えども、薫は1人になるとまだ不安だった。
すると、薫の表情から全てを悟った総司は、くすくすと笑いながら口を開いた。