True〜新選組と消えた記憶〜
薫は、土方がくれた朝餉をゆっくり食べた。
そして半分くらい残して食べ終えると、朝餉を土方の横に置いた。
土「………何だ。」
薫「土方さんの分。………半分は食べちゃったんだけどね。」
土方が、ようやく顔を上げて薫を見た。
土「………食べろと?」
薫「土方さん、食べないと倒れるよ。」
再び薫の有無を言わせない目を見て、土方は溜め息を吐いた。
土「はぁ、分かったよ。食えばいいんだろう?」
薫「うんっ!!」
薫が笑顔で頷くのを見ると、土方は朝餉に手を付け始めた。