偽造恋愛の3日間
「お待たせしました」


杏は亮を連れて、ホテルのスイートルームに入った。




そこには…。




葉巻を口にくわえた50代くらいの貫録ある男性がソファーにドカッ!と座っており、まわりには、5.6人の恐そうなお兄様達が控えていた。




「この方達は?」

恐る恐る亮は杏に聞いたが、杏は答えなかった。



むしろ、杏の表情は、固かった。





「このオトコか?」


50代くらいの男性が杏に聞いた。




「はい」


杏は答えた。
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