偽造恋愛の3日間
50代の男性は舐めるように、亮を見た。




「ふふ」

男性は笑みを浮かべた。




「お前、杏に惚れているのか?」





「へっ?」

亮は何がなんだかサッパリわからなかった。





「組長…」

杏が話始めた。




「勝手言っているのは承知の上です。今日まで組長には大変可愛がって頂きました。ですが、どうしても、彼と一緒になりたいのです。どうか…私とは…」

そう言うと、杏は深々とお辞儀をした。




「ふぅーん」

男性は亮と杏の2人を見比べた。





「杏と一緒になりたいのか?」

男性は、亮に聞いてきた。




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