偽造恋愛の3日間
「えっ?」

亮が聞きかえした。




「ううん。なんでもない!」






「見て!あれボスザルかなぁ?なんか亮くんに似てるー!!」





「ひっでぇーーー!!!」

2人は顔を見合わせて笑った。





「次はパンダ見たぁーい!!」

杏は珍しくはしゃいでいた…小さな少女のように…。




「うっわぁーーー!!!おっきいけど、可愛い!!」

杏が言った時、後ろから、小さな女の子が、

「パパー!よくみえないよー」

と、言い、




「じゃぁ、肩車しよう!」

と、その小さな女の子が父親に肩車され、

「良かったわねぇ!ちーちゃん!」

と、母親が言った。




杏はそのやりとりをじっと見ていた…。




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