偽造恋愛の3日間
杏の部屋は六本木の近くにある高級なタワーマンションの16階だった。




「すげー!夜景とか毎晩みてるんだー!」


亮はもの珍しそうに杏の部屋を見て回った。

リビングダイニングのある部屋の他にベッドルームの部屋があった。

女性の1人暮らしにしてはかなり広めだ。




「何飲む?シャンパンでいい?」

杏はバカラのグラスにシャンパンを注ぎ亮に渡した。




「マジ、すごくねー!」




「そう?」




「あんた、何やってる人?」




「そっちは?」




「オレ?フリーター」




「ふぅーん」




「あんたは?」




「色々」





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