極上エリートの甘美な溺愛
そんな玲華の様子が可愛くて、将平は思わず目を細め、彼女を見ている。
すると。
「うわっ。恋愛ボケがここに一人」
そんな将平を見ながら、慎は呆れたつぶやきをこぼした。
「将平が女の子にそんな顔見せるなんて、レアすぎるぞ。千春、この顔、写真とっとけ」
「はあ?お前ばかじゃねえの?俺の写真撮ってどうするんだよ。眺めて癒されるとか言うなよ、気持ち悪い」
「そんなことするわけないだろ。俺だって気持ち悪いよ」
「き、気持ち悪いなんて、お前に言われたくない」
玲華は男性ふたりのやりとりにくすくす笑いながら、二次会の打ち合わせの時に沙耶香が『Rin』の事を気に入ってると言っていた姿が浮かび、笑みを浮かべた。
篠田さんの恋人は沙耶香に間違いないと思っていたけど、これで確定だな。
そのことが妙に嬉しくて、玲華は口角を上げた。
それを見ていた千春が、思いついたように玲華に声をかけた。
「ねえ、篠田さんが選んだRinの色って何色かわかる?」
その問いにも、玲華は迷うことなく大きな声で答えた。
「青!」
「正解。やっぱり、篠田さんの好きな人って玲華ちゃんじゃないの?」
慎が、その声に反応し、にやりと笑いながら将平をさらにからかう。
「あーあ。篠田さんみたいに男から見ても格好いい男が相手じゃ、将平だって敵わないだろ。玲華ちゃんと一緒にいる時間だって長いんだしさ」