Believed.



ある日、颯太から電話がきた。

『琴音?うちおいで、』


好きだった私は飛んで行った。
もしかして!と、少しの可能性を
信じてた。

もう一度戻れるのかなって。


………そんな事なかった。




『まって…やだ、ねぇ………』

私は、颯太の家に着いた15分後には
産まれたときと同じ格好になってた。

颯太の身体が私を求めていた。


『琴音、好きだ。』


行為中に囁く彼の言葉が
心から嬉しかった。


身体をだせば彼は振り向いて
くれるかもしれない。

私を好きになってくれるかも
しれない。って思ってた。



…………そんなことないのに、
それを信じて半年、彼に身体を
捧げていました。



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