いつか見つけてね。


そこは、妹尾が常連のショットバーだった。

カウンターに座る俺達。

「で?

お前はどうしたいわけ?

あの子にあって以来遊ばなくなったし、そろそろ切り替えてみてもいいんじゃねーの?」



端っこの席に髪のストレートな少し濃い化粧をした女が座っている。

俺らと同じぐらいから、少し下。


学生でないのは確かだ。



待ち合わせでもしているのだろうか、一人で飲んでいる。


妹尾のことを見ると延長線上に座っている女が俺のことを見た。


目を合わせ、声をかけてほしそうにしている。


前の俺ならそういうのをすぐに感じ取ってすぐに行動を起こし、気付いたらホテルで体を重ねているということが普通だった。


ミニスカートで足が露わになり、ヒールで男を誘っているその格好。



でも、まだ俺にはそんな女を見る気もしない。


それより、美穂のあの天使のような笑顔に癒やされたいと思っている。

少し酒を煽り、ふっとトイレに立ち上がると、その女も立ち上がってトイレに向かいだした。


その時、携帯が鳴り出した。
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