いつか見つけてね。
そう言われて私の手を握った濱野さん。

少し震えてるみたいに感じられた。


「わかりました。



話してくれてありがとうございました。」



私が笑顔でそう言うとホッとしたみたいで


「ありがとう。


めっちゃ嬉しい。」

そう言うとギュッと握っていた手に力が入った。


「さっき、ベーカリーで真由ちゃんに会った。


俺は嫌われてるんだよな、彼女から。」


ちょっと苦笑いの濱野さん。


「真由は、私の事心配してくれてて。」


「ああ、わかってる。

いい友達だな。」


「はい。」


真由にはちゃんと話しておこう。

いつも心配かけてばっかりだから。




するところよく、アキラさんが帰ってきた。


「ちょっと今からケインのところ行くから早く出ていって。予約取れたのに30分でこいなんて何様のつもりかしら。」

ブツブツ文句言ってる。

自分を磨いてるアキラさんに憧れる。


「ケインによろしく、俺らはもう行くわ。

サンキュな。」


手を引かれて私達はアキラさんの部屋を後にした。









後ろで頑張れってアキラさんに後押しされた気分だった。



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