いつか見つけてね。
トイレに立とうとすると、抜け駆けされると困るってカバンは置いていくように言われた。


あんなことみんなの前で言われたら抜け駆けできないよ。


私って信用無いんだろうか?






そしてトイレから戻るときに、今座敷から出てきたばかりの濱野さんと会った。


頭を下げて挨拶をしたつもり、






だったけど、


腕を掴まれてそのまま、またトイレに連れ戻らされた。




「あっ、あの。


濱っちさん。」



そして、私のことを見ている濱野さんと目が会うと、彼が



「なんで、あのまま出て行った?


気になってたんだけど、美穂はそんなことないみたいだな。


ふーっ。







俺のことどうでもいいか?」


少し悲しそうにしているみたいに見えた。


アレからもう5ヶ月は経っているのに、今頃に再会してるのに、あのことがつい先日のように思えた。


アノことが思い出されてポッと顔が赤くなるのがわかる。


腕を掴まれているだけなのに、この近い距離に胸がドキドキしてくる。





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