いつか見つけてね。
大きな鏡の前の座らされるとケインがパレットいっぱいのコスメを開く。


そしてひとつずつ綺麗に私の顔に載せていく。


その間にいろんな話をした。

ケインはアメリカから来た日本人メーキャップアーティストだって。

私もアメリカにいたって言うと


久しぶりの英語での会話に話が弾んだ。


濱野さんとどうやって知りたったって聞かれて、

合コンでって言うとすっごく驚かれた。



「あんまり、化粧しなくても素が良いから。

今日は、光信の大事な彼女さんに逢えてよかった。



そろそろアイツやってくる頃じゃないかな。


今日は楽しんできてね。」


「あのっ、私彼女とかそんなんじゃないんですけど。」


「またー、そんなこと言って。

光信はどう思ってるのかな?」


濱野さんがドアをノックして入ってきた。


一瞬立ち止まって私を凝視している。


「おい、そんなにガン見するな。

美穂ちゃんが怖がるだろう。」



すると、ケインを見て


「美穂ちゃんって馴れ馴れしく呼ぶな。」


「ハハハッ。

お前には怒られるよりも感謝されるべきだと思うけどな。


それとも、





今度俺も合コンに誘ってくれたら許してやるけどなぁ。」


すると濱野さんがケインに照れ隠しのようなハグをしていた。


そういえば、この二人、昔からの知り合いって、濱野さんアメリカにいたことあるのかな。










「さー、コイツのことなんかほっといて俺とデートする?」


すると今度は濱野さんが私の手をとって


「もう、用は済んだ。


行くぞ。



またな、ケイン。」


ケインが手をふらふら振りながら笑ってた。


私はペコッと挨拶してから部屋を出た。




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