sweet memory ~奏大side~
「淳平」
「ん?何?」
「多分俺はこれから忙しくなる」
「そんなの知ってるって」
「…最後まで聞け」
「へーい」
「もし、花菜に何か変わった様子があれば、教えてほしい」
「変わった様子?」
「あぁ。メールで近況報告をさせているとはいえ、花菜は全てを打ち明けてこないと思う。それに、一緒にいれる時間はこの朝の時間だけだ。些細なことでもいい。お前なら花菜の送り迎えで一緒にいれる時間も長い。だから…」
「了解。何かあったら連絡するよ」
「頼む」
そう言うと、奏大は目を瞑り眠ってしまった。