sweet memory ~奏大side~
(淳平side )
俺は今、買い物が終わったという花菜ちんのお迎えに来ていた。
待ち合わせ場所に着くと、何だか花菜ちんの元気がないような気がした。
何かあったのかな?って思いながら車を止めると、俺に気付いた花菜ちんが車に乗り込んできた。
いつもだったら、「安藤さん、ありがとうございます」ってお礼を言われるんだけど、今日はそれがなかった。
花菜ちんの顔を見ようと後ろを振り返ってみると、今にでも泣き出してしまいそうな表情をしていた。
気になった俺は花菜ちんを呼びかけたけど、全くの無反応。
いつまでもこの場所に車を止めておく訳にはいかず、仕方なく俺は車を走らせた。