sweet memory ~奏大side~



「最近の女子高生は、肉食女子なんだな〜」

「……」

「奏大、眉間に皺寄り過ぎ…。おっ、あれは花菜ちんじゃないか?」








淳平に言われるまま、奏大も外を見た。
そこには淳平が言った通り、花菜が立ちつくしていた。
どうやら、創の周りにいる女の子を見て、どうしたら良いのか悩んでいるようであった。




そんな花菜の様子に、シスコンである創が気付かないわけもなく、自分の周りにいる女の子の間をくぐり抜け、花菜に近寄った。
車の中からは、何と言っているのかは聞き取れなかったがら創が何かを言ったようで、花菜はチラリと後部座席を見た。



それから創にエスコートされるまま、花菜も後部座席に乗り込んだ。



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