sweet memory ~奏大side~



「もしもし?」

『もしもし、創くん?大変なの!』

「大変?あぁ、奏大が花菜の連絡先を聞き忘れたらしいな…。今、奏大と一緒に花菜のことを迎えに来てるんだ」

『えっ?そうなの?』

「あぁ。校門の横に車を止めてあるから、早く降りておいで」








そう言うと、創は電話を切った。









「花菜ちん何だって?」

「あぁ、今から来るってよ」

「そうか…」

「そうか…じゃないだろう?お前、花菜ちんと連絡取れなかったらどうするつもりだったんだよ〜!」

「……まぁ、その時はその時で考える」









奏大らしい、発言に創も淳平も苦笑いだった。
それから、何を思ったのか創が車を降りた。
すると、みるみるうちに、女子高生に囲まれてしまった創。
そんな様子に、淳平は唖然としてしまった。


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