彼方は、先生だけど旦那様。
知らない男の人二人が
私に声をかけてきました。
「だ、大丈夫です。」
…なんだかチャラチャラしてて
恐いな…。
「そう?
でも悲しそう。
良かったら俺たちと遊ばない?」
「え、いや早く家に帰らないと…。」
少し歩き出そうとした時、
ガシッ
強い力で腕を掴まれました。
…恐い…
恐い恐い恐い恐い恐い…
どうしよう、足が強張って
動きません。
「そんな怯えなくて大丈夫だよ。」
「可愛いね、君。
ほら、行こ?」
もう抵抗もできません。
強い力で近くの車へと引っぱられて。
…もうダメかもしれないです…。
…助けて…
薫様…。
薫様ぁ…。
「い、いやっ…。
か、薫様…たすけ…て。」
「人の嫁に手ぇだすんじゃねえ。」