プラチナブロンドに愛されて!!
マドモアゼル・ロランの衣裳選びが終わったのは夕方。
お見送りをして衣装部門のスタッフさんと確認して。
衣裳部屋から出て帰ろうとすると
「白城さん、もう衣裳合わせは済まれましたか?」
目の前にいたのは冬真。
「はい、無事に」
「それはよかった。これから戻られるのですか?」
「はい」
公私の区別はつけるようにと私も言ったし冬真も分かっている。
だけど…
冬真に敬語を使われると何か変。
慣れなきゃいけないんだけど。
「では、失礼します」
「お疲れさまです」
冬真の前を通り過ぎようとすると
「今晩、飯食わせて」
「えっ?」
「今日は8時頃に帰れそうなんだ。たまにはまともな晩飯食いたい」
「……」
「暫くコンビニ弁当」
「あ~分かりました」
こんな憐れっぽく言わないでよ。
「サンキュー!じゃあ晩飯楽しみにしながら頑張るか。あ、和食でお願いします」
飛びきりのイケメンスマイルを見せて何処かへ消えて行った。
はぁ~
やっぱり私は冬真に弱い。