プラチナブロンドに愛されて!!
「琴の仕事してるとここの間初めて見たけど」
「うん?」
いきなり何の話しですか?
「凄く生き生きしてた」
「えっ?」
「今やってる仕事が好きなんだなって。そりゃ仕事だから笑顔でいるのは当たり前だけど琴のは本当に笑顔だった」
「えっ?」
『本当に笑顔だった』って…
「作り笑いって言うか営業用スマイルじゃなく、あの二人の挙式を手伝えるのが嬉しいってのかな?一生懸命やってるんだなって思った」
「…そうなんだ。ありがとう。うん私、今の仕事好きだよ。自分がやりたいって思って入った世界だもん」
「ん」
冬真があんな短い時間にそれを見てくれたのが嬉しい。
「冬真もでしょう?今のホテルの仕事好きなんでしょう?」
いくら将来は実家の老舗旅館の跡を継ぐからって言っても冬真の性格じゃ嫌なもんは嫌と言うタイプだもん。
それにイギリスでモデルとして少しは活躍してたんだからそのまま芸能界へって道もあったはず。
日本でも充分通用すると思う。
でも、その道はあっさり捨てて…
てか、モデルをやりながらもホテルのバイトもしてたもんね。
忙しいし、モデルだけでも生活費は賄えるのに辞めなかったのは、やっぱり好きだからだよね。
フフフ…
やっぱりお祖父ちゃんやおじさんのDNAかしら。