3つのR


「じゃじゃーん!!遅かったねええ~っ!!」

 そう叫びながら入口に挟まっているのはうちの姉とデカイ男の人。・・・・ええと、龍さん。

 あら?もう居たの??そう思って私は唖然とした。

「ゴミ拾いに行ってるんだって、ジュンコさん!?これまた予測出来ないことしてるんだねえ!」

 にやりと笑った龍さんがそう大きな声で言う。私は驚いた挙句にゴミ袋を落としてしまって、唖然とした延長のままで固まっていた。

 龍さんがパッと笑顔を消して言った。

「あら?ジュンコさん固まってるよ」

 ぐいっとその横から頭を突き出して、姉が言う。

「ああ、本当。驚いてるんでしょうけど、反応が一々ノロいわ~」

「・・・え・・・いや、だって・・・急に・・・まだ朝だし・・・」

 私がその場所から動かずそう言うと、二人はどやどやと玄関までやってきて私の手やゴミ袋を引っ張って居間につれて入る。

「潤が出かけてからすぐに来たのよ、彼。ほらほら、まずは挨拶でしょ」

「おはようございます・・・」

 姉にそういわれて私はとりあえずそういう。龍さんがあっはっはと笑った。


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